【BL小説】ぶさいくオタク男子と超絶イケメンのカップル爆誕
イケメン×不細工
主人公のバイト先にいる、クッソイケメンの圭介。自分とは正反対の生き物、むしろ同じ哺乳類とカテゴライズするのもおこがましく思える整った顔立ち。そんな正反対の2人が、飲み会をキッカケに急接近していく・・・・・
僕には不釣合いな彼氏がいる。
幸せは幸せだけど、なんでこいつが僕と??とたまに不思議に思える。
そんな彼氏との出会いの話。
僕がケイスケと知り合ったのは、バイト仲間と行った飲み会の酒場。
バイト仲間の友達の友達みたいな、まあはっきり言えば何でここにいるのって言う他人。
あと、凄いイケメン。ジャニーズとか全然目じゃないくらいの超絶イケメン。
対する僕はマジブサメン。
そして童貞。
ケイスケはそんなブサメンの僕に凄く丁寧に接してくれた。イケメンは顔だけじゃなく内面までイケメンだった。
で、何となくメアドを交換して友達に。
ブサメン+重度のオタクだった僕だが、ケイスケもほどほどにオタクで気が合った。バイトが無い日は秋葉に行ってパーツを買いに行ったりもした。
不思議なことにケイスケはイケメンなのに女っ気が無い。予定はいつも空いていて、むしろ僕がケイスケから誘われることが凄く多かった。
歩いていれば女の子は大抵振り返る。そして僕を見つけてゲロって顔をする。うぜえ。
気になって聞いてみた。彼女いないのかって。
そうしたら、いないって。
女は嫌いと言われた。何でも母親が凄いヤリマンで、小さいころから母親のそういうのを見て育ったらしい。
完全なるトラウマ。女の身体マジ気持ち悪い。そういうやつがリアルにいるなんてと驚いた。
場の空気を替えたくて、じゃあホモかよwwとふざけてみたら、ケイスケは黙ってしまった。
え?地雷?マジ?冷たい汗が伝った。ぶっちゃけ、そうだと言われた。
あと、僕が好きだと言われた。えーーーーーーーーーーーってなった。
僕は正直に言うと、ホモじゃないと思いたいが女嫌い。
中学の時に言葉に出来ない壮絶ないじめを女から受け、完全なトラウマになった。
美少女は二次元限定。三次元無理。
AKBもごめん状態。
たまーに、女じゃなくて男相手…って想像して、そうまんざらじゃない自分もいた。
これってゲイの入り口なんだろうか。
とりあえず、返事は保留ということにした。
ケイスケの事情は十分理解できるし、気持ちについてもいろいろ考えたいこともあるということで。
結果だけ言えば、僕はケイスケと肉体関係を前提にした付き合いをしている。
ケイスケは女装すれば絶世の美女にもなれるイケメンだが、OKを出した途端に雄になった。
僕がリードする側だと思ったのに、リードは圧倒的にケイスケで、タチ側。
僕はネコに成り下がった。
ケイスケには二丁目みたいなところで働いていた経験もあるとかで、とにかくすごかった。
男を知ってる男、みたいな。フェラは巧いし手と口で3度は射精させられた。それだけでもう昇天状態。
ローションにも変にこだわりがあって、初めて部屋に行った時は棚に10種類ストックがあった。
おかげさまでほぼ痛み無しでアナルバージン卒業。
僕もタチ側をやりたいと申し出たが、いいからとナアナアにされて結局僕が女性側。げせぬ。
付き合うということをしてから二次元に対してケイスケは妬くようになり、タペストリーは没収された。
おかげでケイスケが来るときは嫁グッツを全て段ボールに避難させなければならなくなった。
でもなんだかんだで大事にしてくれるし、なんかこう、縋ってくるっていうか、執着されてるんだろうな。すごく奉仕してくる。
大事だ大事だってしてくる。だからっていうのも変だが僕もケイスケの事は裏切れないって感じだ。
まだケイスケが言ってくれないだけで、こいつには他にも何かいろいろあったんじゃないかって思う。
なんていうか、棄てられるのを怖がってるみたいな節がある。むしろ棄てられるのは僕の方な気もするが。ブサメンだし。
なんやかんやで今年で付き合ってもう四年。
イイトコのレストランでも予約して、記念日を祝おうなって約束してくれたケイスケは本当にイケメンだった。
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