【体験談】名医と評判のクリニックで全裸放置された男子学生
全裸で号泣
お尻に湿疹が拡がり痛みを伴うため、病院通いをしていた投稿者。しかし、どの病院に行っても完治することはなく病状は悪化していった。そんな時、愛知県に皮膚科の名医がいると聞き・・・・・・・・
高3のある日、尻に蕁麻疹のようなブツブツができた。
今までアレルギーなんて一度もないし、特別変わったものも食べていない。
ちょっと赤くなって湿疹がちょっと目立つ程度で、見た目はそう酷くない。
けれど、痛みと痒みが酷く、時に我慢できないくらいだった。
椅子に座るだけで激痛が走ることもあった。
さすがに日常生活に支障をきたすようになり俺は病院に行くことにした。
しかし、医者は適当に診察して適当に塗り薬を出すだけ。
「しばらく様子を見ましょう」と言って終わり。
病院を転々としていたが結果は同じだった。
親戚に相談したところ、「名古屋にいい皮膚科がある」と紹介してもらった。
そこは人気が有り過ぎて患者が殺到してしまい新規の予約受付を中止しているというくらいの有名なクリニックらしかった。
それでも親戚のコネで予約を受け付けてもらい、新幹線に乗っていざ名古屋へ。初めての一人旅だった。
ビルの1階で受付。すでに行列ができていた。
みんな予約した患者たちで、診察を待っているらしい。
看護師だかスタッフだかわからない白衣を着たオバサンに、流れ作業のように問診を受ける。
案内されるまま、次のスペースで診察着に着替えさせられ、血液採取やら尿検査やら。ようやく医者とご対面。
診察着を脱ぎ、ボクサーブリーフ1枚になる。
「お尻だっけ。じゃあ、パンツ脱いで後ろ見せて」
淡々とした感じでそう言われ、俺は全裸になった。
カーテンだけで仕切られたスペース。
でも、周囲にはたくさんの人がいるからちょっと抵抗があった。
医者は老齢の爺さんだけど、隣には若い看護師らしきお姉ちゃんもいるし。前を両手で隠して、全裸の後姿を医者に見せた。
「うぅん…。綺麗なもんだけどねぇ。どれどれ」
医者は、患部を撫で、患部の周囲もがさがさとした手のひらで触る。
「ちょっとアレルギー反応を確かめる薬を塗るからね。そのままちょっと待っててね」そう言われて、何やらぬるぬるしたものを尻に塗られた。
「では、あちらへお願いします」
そう看護師の姉ちゃんに言われる。
姉ちゃんは俺が脱いだ診察着とボクサーブリーフが入った籠を持っている。姉ちゃんはカーテンを開けた。
・・・・えっ。このまま行くの?
有無を言わさぬ雰囲気だったので、俺は姉ちゃんのあと追った。
全裸の俺は、通路で後に並ぶ大勢の患者に好奇の眼差しを浴びた。
「こちらでしばらく待っていてください」
また別のカーテンで仕切られたスペースに案内され、俺は放置された。
それから、果てしなく長い間、俺は放置された。
次第に、俺に尿意が襲ってきた。どうしよう……。
俺はカーテンから顔だけを出して、通路からスタッフらしき人を探す。
さっきの姉ちゃんを探しだすことはできなかったが、別のスタッフが「どうしました?」と声をかけてくれた。
「あの、トイレに行きたいんですけど」と言うと、「あちらです。すぐそこ。真っ直ぐ行って右」と言われる。おいおい。俺は全裸なんですけど?
・・・・仕方なくそのまま待つが、尿意は強まるばかり。
まあ、いっかここ名古屋だし、、、
俺はカーテンをくぐり抜け、全裸で前を隠してトイレまで小走りに向かった。
運悪く若いお姉さんとすれ違い、ギョッとした顔をされた。
けど、気にしてる場合じゃない。だって、俺は悪くないんだから。
もっと運の悪いことに、個室しかないトイレは空きがなかった……。
もっともっと運の悪いことに、俺は緊張の糸が切れたのか何なのか(あるいは新幹線でジュースを飲み過ぎたせいか)、尿意を我慢しきれずその場で放尿してしまった。
それだけでなく、便までも……。
俺の体から、だらしなく汚物があふれ出た。
後に、急性ストレス反応による失禁ではないかと医学に詳しい人に言われたけれど、その場はただただ悲惨な状況だった。
「ごめんなさい。すいません」
何十回もこのセリフを繰り返した。
俺が人前で号泣したのは、今のところこれが最後だ。
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