【ゲイ体験談】父のように接してくれた熟年の悲しい結末・・・・・
熟年ドライバーさんと
東京都在住の社会人さんからの投稿です。運送会社で良さんという熟年ドライバーの助手をしていた投稿者。幼い頃から父親のいない投稿者に良さんは厳しくやさしく接してくれた。そして投稿者が独り立ちし、良さんを温泉旅行に連れて行ったらしい・・・・・・
免許をまだ取れない年齢の頃、大型トラックの助手をしていた。
いつも決まった運転手さんと、東京と大阪の定期便。
「あれっ、良さんの息子さん?」
「良さんに似てるね」と、何人もの運転手さんに言われ「うちは娘が3人だよ」と良さん。
「下の娘さんはいくつになった?」
「去年、高校卒業したよ」
「もう、そんなになったんだ、そら俺達も歳とるわけだ」
「俺もまさか、うちの娘より年下の子と仕事するとは思わなかったよ」と、運転手さん同士の立ち話をしていた。
「ノブちゃん、いいお父ちゃんで良かったな」と隣の運転手さんに言われた。
良さんは僕に父親がいないことを知っている。
だから、高卒の僕に仕事以外のことでもいろいろと教えてくれた。
たまに、すごく厳しいこともあったけど何か愛情みたいなものを感じて嬉しかったな。
そして、「ノブ、伝票取ってこい」それが出発の合図。
「眠くなったら、寝ろ」 大型トラックの運転席の後ろはベッドになっている。
早朝、大阪に到着して荷物を下ろし会社の借りてるアパートに行く。
良さんが風呂に入ってる間に、部屋を掃除。
良さんが風呂から出ると僕が風呂。
風呂から出ると、汗で汚れた服を洗濯しその間、良さんと乾杯。
未成年の僕に酒を飲ませるくらい良さんは酒好き。その繰り返しの毎日。
ある日、風呂から「オーイ、ノブ」と呼ばれた。
風呂へ行くと良さんが全裸で「パンツ忘れた、持って来てくれ」と言った。
僕は良さんの金玉を見ながら「ハイ」と言って、良さんのバッグを渡した。
バッグを探る時、揺れてる大きな金玉を見ていた。
「ん、早く風呂入りな」良さんの声に、ハッとして「ハイ」と返事した。
風呂から出ると、洗濯機の終了ブザーが鳴った。
「ノブ、いつもこんなオヤジのパンツ洗濯するのイヤじゃないか?」
「全然、大丈夫だよ」
「そうか、ならいいんだ、ありがとうな。」酔ったのだろうか、良さんがいつもと違うと感じた。
後日、また大阪のアパート
「オーイ、ノブ」の声。
「パンツ持って来てくれ」と全裸の良さん。
僕は、また良さんの金玉を見ていた。
「ノブ、何を見てるんだ?」
「・・・・」
「風呂入りな」風呂に入りながら、良さんの言葉が気になった。
風呂から出ると、「ノブ、お前がどこを見てたか、わかるよ。ノブがこの間パンツ持って来てくれた時にノブの視線を感じたんだよ、でもなって思ったけど、今日はっきりわかったよ、ノブ俺の金玉見てたろう」
もう何も言えなかった。
「ノブ、お父ちゃんは怒らないから、正直に言いな」良さんがお父ちゃんと言ってくれた。
「良さん、ごめんなさい」
「良さんじゃないだろう、ノブ」
「お父ちゃん、ごめんなさい」
「ノブの気持ちもわかるよ、俺もノブくらいの年齢の頃、親父の金玉見てたから。俺も息子がいたら見られたかなと思ってたよ」
「・・・・」
「今、仕事場でノブがいないと、息子さんはって聞かれるよ」
「嬉しい」
「息子に金玉見せるのも、親父の責任かもな・・・ノブ見ていいよ」と、お父ちゃんがパンツを脱いだ。
間近でお父ちゃんの金玉を見た。
僕はお父ちゃんの金玉を握った。
そしたら「コラッ 触るな」と怒られた。
「俺は、息子ができたら、お父ちゃんと呼ばせるつもりだったから」それ以上は何もなかったけど、その日から僕は仕事場でも、お父ちゃんと呼んだ。
大阪で、毎回お父ちゃんのパンツを持って行く様になった。
そして、僕は免許を取得できる年齢になり、すぐに免許を取った。
それは、お父ちゃんともう仕事が出来ないことでもあった。
僕は一番最初に、お父ちゃんに免許を見せた。
「ノブ、良かったな、おめでとう。これから仕事を頑張れよ」
「うん、お父ちゃんと仕事が出来ないけど」
「もう、二度と会えないわけじゃないだろう」
「そうだね、頑張って働いて、お父ちゃんを温泉に連れて行くよ」
「俺の金玉なんか、もう見飽きたろう」
「まだだよ」と笑った。
僕はお父ちゃんと温泉に行くため、必死に働いた。
年末の繁忙期前に、気張って個室露天風呂のある旅館を予約した。
「お父ちゃん、旅館予約したよ」
「うん、ありがとうな」僕の車で、お父ちゃんとドライブ。
「あの鼻垂れ小僧だった奴がな・・・ノブの車に乗れるとは思ってなかったよ」途中で食事して、海辺の旅館に着いた。
仲居さんに「お父さんと旅行なんて、いい息子さんですね」と。
「いやぁ、バカ息子ですよ」と嬉しそうに言ってくれた。
部屋に行くと「高そうだな、ノブ大丈夫か?」
「お父ちゃんが喜んでくれたら、大丈夫だよ」
「そうか」
「せっかく露天風呂付きの部屋だもん、お父ちゃん入って」
「ノブも入れよ」初めてお父ちゃんと風呂に入ったが、やはり僕はお父ちゃんの金玉を見てた。
風呂から出ると、久しぶりに、ビールで乾杯した。
「うまい、今日のビールは本当にうまい」
「湯上がりのビールって美味しいよね」もう夕飯の時間になった。
仲居さんがテーブルいっぱいに、料理を並べた。
料理を前に改めて、お父ちゃんと乾杯した。
「ノブ、今日は本気で飲むぞ」
「飲むって、僕はまだ未成年なんだよ」
「いいの、お父ちゃんからしたらノブなんかずっと未成年なんだよ」
お父ちゃんとかなり飲んだ。
そして酔った勢いで僕は本音を言った。
「僕は、父親を知らずにいたよ、そんなのいらないって思ってた、けどねお父ちゃんと仕事してる時に、僕にもこんな親父がいたらいいのにって思ったよ」
「ノブ、もうご飯食べよう」食事を終えて、布団をひいてもらった。
窓の向こうに温泉の湯気が揺れていた。
「ノブ、風呂入るぞ」
「そんなに飲んでて大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、ノブ背中流してくれ」と言って、風呂に入り、お父ちゃんの背中を流した。二人で温泉に浸かり、波音を聞いていた。
「ノブ、もう寝よう」風呂から出ると、お父ちゃんはフラフラ。
「お父ちゃん、大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、ノブ身体拭いてくれ」壁に手を付けて、立っているのがやっとに見える。背中と足を拭いたら
「ノブ、お父ちゃん酔っ払ったよ、全部拭いてくれ」
「うん」僕は首からお腹を拭いた。
フラフラしてるから、お父ちゃんの金玉が揺れている。
僕はお父ちゃんの金玉を拭いて、布団に寝かせた。
部屋の灯りを消して、僕も布団に入った。もう寝ていると思ってたお父ちゃんが「ノブ、お父ちゃんは酔ってるから言うんじゃないよ、ノブに身体を拭いてもらうことがいいことなのか考えたよ、お父ちゃんは正直に言うとイヤだったよ、男が男の、まして金玉拭くなんて気持ち悪いと思ったよ、けどノブはお父ちゃんの子供だから、子供がお父ちゃんの面倒みてくれてると思ったら気持ち悪いと思ったことがノブに悪いことだよな、だけど今日だけだよ」お父ちゃんの眼から一筋の光り。
「ノブ、こっちにおいで」僕はお父ちゃんの布団に入り泣いた。
「ノブ、寝るよ」お父ちゃんと一緒に寝た。
が、イビキがうるさくて自分の布団で寝た。
「ノブ、風呂入るぞ」の声で起こされた。
昨夜、あんなに酔っていたのに、朝から元気いっぱい。
「せっかくノブが、こんないい部屋をとってくれたから、いっぱい温泉入らないとな、昨夜行かなかった大露天風呂に行こう」寝惚け眼で旅館自慢の露天風呂に行った。
「お父ちゃん、こんな広い風呂入ったことないよ、ノブありがとうな」
「いいの、お父ちゃん孝行できて、僕だってうれしいもん」
「うん、ノブは本当にいい息子だ」部屋に戻り、お父ちゃんはビールを飲んだ。
「ノブは運転するからダメ、お父ちゃんは朝酒」と笑った。
「朝食の用意ができました」と仲居さんの声。
テーブルのビールを見て仲居さんが「お父さん朝から飲まれて、いいですね、頼もしい息子さんで、お父さん幸せですね」
「えぇ、いい孝行バカ息子ですよ」
仲居さんが僕を見て「お父さん、照れてるのかしら、バカ息子だなんてね」と笑った。
朝食を終えてチェックアウトまで、まだ時間がある。
「ノブ、少し横になろう」
「うん」
「ノブのお父ちゃんは、こんなのでいいのかな?」
「こんなお父ちゃんだから、僕は幸せなの」
一泊だけの旅行だったけど、本当の親子になれた気がした。
「来年も、お父ちゃんと旅行したい」
「うん、来年もお父ちゃんを温泉に連れて行ってくれ」と約束したのに、今、棺に入ったお父ちゃんを見ている。
東名高速の多重事故に巻き込まれ、お父ちゃんは即死だったそうだ。
悲し過ぎて、悔し過ぎて涙も出やしない。
火葬場から出る煙を見ていたら「ノブ、伝票持ってこい」の声が聞こえた。
めっちゃいい話やん
投稿するとこ間違ってますよー(泣)なんだよ…泣ける話じゃねーかよ。おかげでナニもしてないのに賢者だよ〜
この掲示板ほぼ毎日来てるけどまさか泣く日が来ると思わなかった