【BL小説】慕っている関西弁上司がコピー室で同僚に鳴かされていた・・・・・
俺と先輩が初めて会ったのは、会社の内定式。
当時俺は23、先輩は29だった。
会場で受付をしていたのが先輩で、その時は
『関西なまりのうるさい男がいるな』
くらいにしか思わなかった。
ところが、配属された先で、彼が俺の上司であることがわかった。
「おっ、お前がイシイか。無愛想なヤツなんやろ?」
と、どこで聞いたのか、開口一番俺の態度にちゃちゃを入れてくる。
俺は大学に入る際に1浪したため、同期の奴らより年上だ。
それでなくても騒がしいのが苦手だということもあって、あまり人付き合いはよくない。
独りで映画を見たり、音楽を聴いてる方が好きだ。
なのに先輩は、ことあるごとに俺に構ってくる。
「イシイ、一緒にランチいくか」
とか、
「イシイ、肩もめや」
とか、冗談交じりに話しかけてくる。
最初はウザかったが、俺は次第に彼とよく話すようになり、それに伴って、同じ部署のヤツらとも自然と会話ができるようになっていった。
先輩は、俺より背が低い。
俺が174だから、170もないくらいだと思う。
一見細身だけど、実はかなり体を鍛えていて(サーフィンをするらしい)、その垣間見える男っぽさが、女子社員にも人気である。
カワイイのにカッコイイ、という感じなんだろう。
だけど、その時はまだ、彼は俺にとって単に仲のいい上司でしかなかった。
入社してから半年くらい経って、俺はだいぶ仕事にも慣れてきた。
上司である先輩と一緒にペアで仕事を任されることもあり、また彼が俺の仕事振りを評価してくれたこともあって、調子がよかった。
ところが、ある朝会社へ行くと、デスクに彼がいない。
いつもは朝一番に来て、コーヒーを飲みながら、俺に
「イシイ、遅いねん、お前」
と野次を飛ばしてくるんだが。
俺は少し不思議に思って、同僚に
「Sさん(先輩の名前)は?」
と尋ねた。
すると、他の部署に行っているとの答え。
どうやら海外赴任していた元同期が帰ってきたので、挨拶に行ったらしい。
暫くして戻ってきた彼は、凄く嬉しそうで、その日1日凄く機嫌がよかった。
それから1週間ほどした日の昼休み、俺がコピー室に行くと、S先輩の声がした。
どうやら、海外赴任から帰ってきたという同期と話しているらしい。
一度そいつの顔を拝もうと、俺が部屋に近づいた時、コピー室から、S先輩の
「田中さん、あかん!」
という声が聞こえた。
『喧嘩か?』
と思って焦った俺が、ドアの隙間から恐る恐る様子を見ると、先輩が田中という男に、まさにチンコを扱かれているところだった。
あんなに偉そうで、男らしい先輩が、まさしく男に溺れるような顔をしていて焦った。
しかも意外とデカマラだった。
先輩のチンコは、田中にしっかり握られていて、先走りでグチョグチョになっていた。
『なんじゃ、これは? S先輩はゲイだったのか?』
ビビッた俺は、慌ててその場を離れたが、S先輩のビンビンに起ったチンコや、エロ顔を思い出してしまい、午後の仕事は全く手につかなかった。
一瞬覗いただけなのに、先輩の恥ずかしい姿はバッチリ目に焼きついてしまい、まともに顔を見れなかった。
田中さんと先輩の関係を知ってしまって以来、そのことを意識せずにはいられなかった。
あんなもん見てしまったら、誰だって意識するだろ。
だが、そんなこと知りもしない先輩は、
「イシイ~、お前、俺のこと好きやんなぁ」
と言って、俺に仕事を押し付けてくる。
その度に、俺は
『あんたは田中が好きなんだろ』
と言い返しそうになった。
あんな顔をしてチンコ扱かれてたくせによ。
正直、俺は妬いていたのだ。
この年になって、初めて打ち解けられた相手で、俺は先輩のことをアニキのように思っていた。
彼のお陰で、苦手だった人付き合いも、いやいやながら、まあ上手くやれている。
彼の思いやりが嬉しく、信頼していた。
それだけに、田中とのあの行為の衝撃はデカい。
あの一瞬でS先輩は、俺にとっての上司でなく、ただの男になった。
早めに仕事を切り上げて、会社の独身寮へ戻る。
シャワーを浴びると、着替えて髪をセットし直した。
俺は見た目には結構気を遣っていて、服を買いに行くのも、インテリアを見るのも好きだ。
雑誌に載ったことも何度かあり、センスには結構自身がある。
だが、この日は特に気を遣って服を選んだ。
あの田中という男、正直かなりイケメンだった。
いかにも仕事ができそうな感じ。
しかもノンケっぽい自然さが、またモテそうだ。
俺は、田中に負けたくなかった。
エレベータに乗って、4階を目指す。
そして俺は、S先輩のドアの前にしゃがみこんだ。
待ち伏せするためだ。
肩をゆすられて、俺は目を覚ました。
どうやら待ち伏せしながら寝ていたらしい。
目の前には、薄手のトレンチコートを着たS先輩がいた。
「お前、何してん。きっしょいな、ストーカーかい?」
と彼は言った。
当初の作戦では、待ち伏せして、田中との関係をいきなり追及するつもり…だったが、いきなり俺は自分の失態で、タイミングを逃してしまった。
寝ていたせいで頭も回らないし、カッコがつかない。
焦って
「いや、別に…」
とモゴモゴ言っていると、先輩は俺の頭を殴り、
「入るんか、入らんのか、ハッキリしろや」
と言った。
俺は迷わず部屋に入った。
独身寮はそんなに広くない。
7畳ほどの部屋とキッチンが繋がっている。
意外にも綺麗な部屋に、俺がぼーっとしていると、先輩が徐にスーツを脱ぎだした。
ビックリして呆然と見ていると、先輩は少し照れたように、
「ちょっと楽な格好に着替えるで」
と言って、スエットに着替えた。
今思うと、この時そのまま襲って、チンコの1つも扱いとけばよかった。
着替える時に見えたS先輩のボクサーのモッコリ具合に、既に俺のアソコは半起ち状態だったからだ。
だが、俺はすぐには動けなかった。
先輩の部屋に入って、部屋着に着替えた彼を見て、俺は
『ああ、この人のことが好きだ』
と思った。
自分でも、単に
『ヤリてぇだけだ』
と思ってただけに焦った。
先輩はビールを出してくると、早速飲みながら、
「ホンで何や」
と聞いてきた。
「お前、俺のこと好き過ぎて、ストーカーになったんか?」
「なんや、告りにきたんなら、聞いたるから言えや」
いつもの軽いノリでからかってくる。
だから俺も
「そうです、告りに来ました」
とノリで答えてやった。
冗談なのか、本気なのか、先輩は
「ふうん」
としか言わず、ニコニコしている。
ムカついた俺は、
「俺、Sさんのこと好きです。抱いていいっすか?」
そう言って、先輩のチンコをスエットの上から触った。
俺が先輩を抱きしめてチンコを触っても、
「なんや」
と言って、彼は笑っていた。
先輩は、完全に俺のことをノンケだと思っているらしい。
いくらノンケでも、酔ったからといって、上司のチンコを扱くかよw
調子に乗って、ここぞとばかりに押し倒して、
おまけにスエットを一気に引きずり下ろした。
もうこうなったら止まんねぇ。
先輩の、黒のボクサーの下は半起ちだった。
布地の上からやんわりタマを撫でながら、
「先輩、チンコ起ってますよ」
と耳元で言うと、急に先輩が焦りだした。
「お、おい、俺酔うてるからデカなってるけど、ちゃうで」
確かに酔っているようで、暴れようとしているが、力が入っていない。
上のパーカーをめくりあげると、かなり鍛えられた綺麗な腹筋が見えた。
俺は
『この男を食う』
と決めた。
乳首を舐めながら亀頭をなでると、先輩は喘いだ。
そのくせ
「やめろ、イシイ、あかん」
と繰り返す。
なんだかコピー室で田中にチンポを扱かれてた様子を思い出してしまい、俺はムカついてきた。
暴れるのを無理やり押さえながらボクサーを脱がすと、立派に起ったチンポがぶるんと出てきた。
「なんだ、先輩のチンコ、しっかり起って濡れてますよ」
と俺が言うと、先輩は泣きそうな顔になった。
構わず俺はチンコをしゃぶる。
先輩はカリと裏スジが好きらしく、タマを揉みながらカリをいたぶると、
「ああっ」
と声を出した。
調子に乗って、足を持ち上げてケツを舐めあげた。
すると彼はそこまでされると思っていなかったらしく、
「アカン、やめてくれ」
と、いつもの態度からは想像もできないような顔で頼みだした。
だが、確実にチンポは勃起している。
俺もかなりギンギンで、
『出さねえで治まりがつくかよ』
と思った。
しかも、普段偉そうにしている上司が、今は俺の下でチンコをそそり起たせて喘いでいるという状況に、かなり興奮していた。
アナルを舐めると、いちいちビクビクと反応してくるのがエロい。
ゴムは持ってたが、ローションは持っていなかった。
構わず指を1本挿入すると、先輩は体を仰け反らせて声を上げた。
指を増やすと、更に先輩はよがりまくった。
俺の指を簡単に飲み込む、ものすげえトロトロのケツマンだ。
ズルムケのチンコからは先走りが垂れ流れて、カーペットにシミができた。
俺がそのことを言うと、先輩はよけい喘いだ。
四つんばいにさせて、さらにアナル攻め。
指先で前立腺を刺激すると、AV男優並に喘ぎまくる。
『こりゃ本物だ』
と俺は思った。
先輩は、間違いなくゲイだ。
しかも、田中の野郎にかなり開発されている。
そう思うと、余計彼をいじめてやりたくなる。
もう先輩は俺の言いなりだった。
だが、そこで喘ぎながらも、
「なんでや、イシイ。お前、ゲイやったんか?なんで俺なんや。なんでこんなことするんや」
と言ってくる。
そこでようやく俺は、
「昼休み、田中さんにアンタがチンポ扱かれてんの見たから」
と告げた。
驚いて彼が振り向いたので、俺はにビンビンになったチンコを、アナルに容赦なく突き刺した。
「ああっ」
と先輩が叫ぶ。
仰向けにして突きまくりながら、俺はずっと
「先輩、好きです」
と言った。
なんでそんな時に必死に告ったのか、俺もよくわからない。
興奮して、テンパっていたんだと思うが、
「好きです」
と言う度に、彼は
「嘘や」
と言った。
挿入しながらチンコを扱くと、
「アカン」
と言いながらも、精子をダラダラ垂れ流す。
ほとんどトコロテンみたいな状態で、あまりの淫乱ぶりに、俺はかなり興奮した。
エロ過ぎる…。
タマを揉みしだくと、先輩はチンコをびくつかせて、
「いやや、イク!」
と言い出した。
俺ももう限界。
「いいぞ、イケ!」
と言うと、俺にしがみついて、先輩は大量に射精した。
その様子を見て、俺もゴムの中に精子をぶちまけた。
セックスし終えた後、2人ともグッタリして、暫く動けなかった。
カーペットの上に先輩は転がったまま、荒い呼吸をしている。
俺はゴムを外すと、そばにあったティッシュで先輩の体を拭いた。
「なんや、いきなり犯したくせに。やさしくすんな」
驚いたことに、先輩は泣いていた。
俺はビックリして、
「痛かったすか?」
と聞いた。
その瞬間、すぐに頭を殴られる。
「当たり前や。死ね、ボケ」
そう言って殴ってくる。いつもの彼だ。
「だけど、あんなにチンポ起たせて、よがりまくってたじゃないですか?」
俺の言葉に、先輩は何も言わなくなった。
あんだけケツで感じまくっていたんだから、痛いもクソもあるかよ。
「イシイ、お前、ゲイなんか?」
聞いてくる彼に、俺は質問で返した。
「あんたこそ、ゲイなんですか?」
「俺は…俺はそうや。けど、田中さんはちゃう。ちゃんと奥さんもいてるんや」
だから、彼に迷惑をかけるようなことだけはしないでくれと、先輩は頼んできた。
俺は、田中がノンケだという話にビックリした。
かなり驚いた。
結婚しているようなノンケが、なんで会社のコピー室で、堂々と同僚のチンコを扱くのだ?
どう考えても、田中もゲイじゃねぇか。
俺の考えを見透かしたように、先輩は
「俺が無理やり誘ったんや」
と言う。
「俺は、ずっと田中さんのことが好きやったから、無理を承知で頼んで抱いてもらっただけや。やから、田中さんはゲイとちゃう」
それこそ無茶苦茶な理由だった。
どう考えても納得いかない。
俺は段々イライラして、先輩を責めた。
「だったら、なんであんなにアナル開発されてんすか?田中さん以外ともやってるの?あんたのケツ、ヤバ過ぎ。誰でもいいのなら、俺にもやらせてくださいよ」
先輩は顔を赤くしていた。
そして、
「俺は田中さんとしか寝てへん」
と言った。
なんだか先輩が可哀想に思えてきて、同時に田中への怒りが湧いてきた。
俺は、先輩を俺のモノにしたいと思った。
セックスが気持ちよすぎて、『もう一度やりてぇ』という気持ちもあったが、それ以上に、俺の格好いい上司である先輩が、田中なんていう訳のわからん男に食われていると思うと、我慢ならなかった。
「わかった。じゃあ、あんたがフェラしてくれたら、黙っててあげますよ」
俺がそう言うと、先輩は驚いたような顔で俺を見上げてきた。
先輩は、俺の言葉にビックリしたようだ。
ここまでやられておいて、どうやらまだ俺のことをノンケだと思っていたらしい。
「お前、俺は酔うてるけど、素面で何言うてんの。正気か?俺はゲイやぞ。気持ち悪くないんか?」
とまで聞いてきた。
俺はそのポカンとした顔がおかしくて、笑ってしまった。
「正気ですよ。俺もゲイなんで」
そう告げると、彼はひどく驚いたような顔をしていた。
今まで周りに、あまりゲイの人間がいなかったらしい。
どうやら先輩は、田中しか男を知らず、他の人間とセックスするということなど考えてもいなかったらしい。
その割には、そのへんのゲイより開発されまくって、充分エロいアナルをしている。
純情なのか、淫乱なのか、よくわからない。
「ほら、あんたの好きなチンコがここにありますよ。早く舐めてください」
そう言って体を引っ張ると、彼は少し躊躇った後、恐る恐る俺のチンコを口に含んだ。
口ん中が、温かくて気持ちいい。
さっき出したばかりなのに、既にチンポはビンビンに起っている。
先輩は眉間にシワを寄せながら、一生懸命舐めてきた。
最初は亀頭をチロチロ舐めるだけだったが、俺が
「しっかり咥えろ」
と命令して髪を掴むと、言われるがままチンポを飲み込んだ。
ジュル、ジュルという音だけが部屋に響く。
頭を掴んでディープストロークをすると、
「んんっ」
と唸りながらも耐える。
ガンガン先輩の口内を犯しまくって、一旦口からチンポを引き抜く。
あぐらをかいた俺の股の間に寝そべって、先輩は激しくむせていた。
「ごめんね、苦しかった?」
と言って頭を撫でてやると、トロンとした目で俺を見上げてくる。
そして、俺のチンポを愛おしそうに見つめると、今度は自分からまたフェラをし始めた。
上司のエロくて淫乱なフェラに、俺は今までにないくらい興奮していた。
完全に自分が優位で、先輩はまるで俺に惚れているかのように、夢中でチンコを貪っている。
フェラをさせながら、彼のしっかりと鍛えられた体や、男らしいのに綺麗な顔立ちが歪むのを見て堪能した。
それだけで射精してしまいそうだった。
見ると、先輩もチンコが起っている。
完全にズルムケのエロいチンコは、先走りで塗れている。
あんだけさっき出したのに、男のチンポを咥えた途端復活かよ。
とんでもねぇ淫乱だ。
「またあんたのケツ犯してやろうか?」
そう言うと、先輩はギョッとしたような顔をした。
「もうアカン。さっき充分使ったやろ。口に出してええから、後ろは勘弁してくれ。死んでまう」
確かにさっき散々犯したが、彼のチンポは起ちまくっている。
もちろん、俺だってそうだ。
「先輩、犯されまくって死んでみたくないっすか?」
慌てて逃げようとした足を掴むと、先輩は仰向けに転んだ。
そのまま両足を押し上げて、ケツを丸出しにする。
肉を掴んで広げると、先輩は
「イシイ、アカン!」
と叫んだ。
構わずアナルも広げる。
さっきの挿入で柔らかくなった先輩のケツは、既にトロトロになっていた。
見た目は男らしく精悍なくせに、意外と毛は薄く、アナルもピンク色だ。
それがまたエロい。
舐めながら舌を入れると、
「…アカン! やめてくれ!」
と声を上げた。
ここで止める馬鹿はいねぇ。
「アンタのケツ、その辺の女よりずっとエロいね。ド淫乱じゃねぇか」
そう言うと、先輩は真っ赤になって泣きそうな顔をした。
タマを下から舐めあげつつ、アナルにゆっくり指を入れる。
というか、勝手に指が飲み込まれていく。
チンポからは大量に先走りが流れてきて、ケツはトロトロ。
完全に、先輩の体はチンポを欲しがっている。
田中に一体どれだけのことをされれば、こんな淫乱になるのか。
俺は嫉妬心と興奮で、歯止めが利かなくなっていた。
指を増やして、グチャグチャにかき混ぜる。
もう支える必要もなく、先輩は喘ぎまくって、股を開いていた。
「いやや、気持ちい。もっと奥…」
涎をたらし、アナルをひくつかせる。
完全になされるがままだ。
前立腺を刺激する度、彼のチンポはビクついた。
それを5分くらい続けると、先輩は涙を流しながら、
「ああっ、もうアカン。イキたい。イシイ、入れてくれ」
と言って、狂ったように喘ぎ、俺にしがみついてきた。
「入れて欲しいんですか?しょうがねぇエロ上司だな」
言葉でいじめながらケツを叩くと、先輩は
「ああっ」
と言って震えた。
目はトロンとしているし、チンコは先走りで濡れまくっている。
「た、たのむから、早よ入れて」
そう言ってチンポをねだる様子に、俺はゾクゾクと鳥肌が立った。エロ過ぎる。
もう少し焦らして遊ぼうかとも思ったが、我慢できねぇ。
思い切り両足を持ち上げると、勢いよくアナルにチンポを突き刺した。
俺のギンギンにそそり起ったチンポが、先輩のケツマンに見る間に飲み込まれていく。
中はローションでも仕込んだのかと思うくらいトロトロで、しかも温かくうねっていた。
「Sさん、あんたの中、たまんねぇよ」
奥まで突き刺しながらそう告げると、彼は俺にギュッとしがみついてきた。
パンパンと、肉のぶつかり合う音がする。
さっきのセックスの時は、散々バックから犯したが、向かい合うと相手の顔が丸見えになる。
会社では絶対に見ることのできないような先輩の発情した男の顔に、俺のチンコは更に硬さを増した。
「あっアカン。気持ち過ぎる…」
ガンガン突かれまくりながら、先輩はチンコから精子を垂れ流す。
またトコロテン状態だ。
「今あんたを抱いてるのは、誰だ?田中か?」
俺は意地悪く聞いた。
「ちゃう…イシイ、や、俺の…」
「あんたの、何?」
「俺の、部下の…」
言いながら先輩は、部下にケツを犯されている自分を改めて意識したらしい。
「そうだよ。あんたは今、部下にチンポをブチ込まれてヨガってるんですよ」
耳元で言ってやると、真っ赤になりながら、アナルでチンコを締め付けてくる。
その反応が嬉しくて、俺は更に深く先輩の中をえぐる。
口に指を突っ込んで舌を犯すと、涎をたれ流しながら喘いだ。
「ああっ、もう、いやや、気持ちすぎて死ぬ…っ」
「いいぜ、俺があんたを殺してやるよ」
「イシイッ、もうアカンッ…」
「おら、イケ!」
命令しながら、一番奥にチンポをぶち込むと、
先輩はつま先を突っ張らせながら、勢いよく射精した。
俺も大量に精子を彼の腹の上にぶちまける。
2人の精液が、床に大きなシミを作った。
それから俺と先輩は、何度もセックスをした。
会社が終わると彼の部屋に行って抱き合う。
そんな日が続いた。
貪るように相手の体を求める。
会社では絶対に見せないようなエロい彼の姿に、俺はスッカリはまってしまっていた。
というか、先輩のことがどうしようもなく好きだということに気付いてしまった。
「先輩、田中なんかやめて、俺と一緒にいてください」
そう言っても、彼は困った顔で笑うだけだ。
今思えば、脅すことだって、困らせることだって、いくらでもできた。
そうやって無理やり田中から彼を引き離すことは簡単だ。
相手は既婚者で、彼が幸せになれる余地なんてない。
だが、俺にはそれができなかった。
そんな気持ちのまま、2ヶ月ほど過ぎた日、俺は隣のデスクの奴から、とんでもない言葉を聞くことになる。
「田中さん、また海外赴任らしいぞ。今度は家族も一緒に行くんだってよ」
驚いて先輩の方を見ると、彼は静かに目を逸らした。
「エリートはいいよなぁ」
とぼやく同僚を軽くあしらい、オフィスを出ようとしている先輩の後を追う。
思いっきり腕を取ると、トイレの個室に引きずり込んだ。
「知ってたんですか?!」
「声がデカい」
彼はそう言うと、いつものように俺の頭を殴る。
だが、ひどく辛そうな顔をしていた。
俺は殴られた痛みにも構わず、彼の腕を取って壁に押し付けた。
先輩は、困ったような顔をして笑っている。
「わかってたことや」
「なんでですか!あいつ、最低じゃないですか。あんたのこと、幸せにもできないくせに、こんなに振り回して!俺は、こんなにあんたが好きなのに」
言わずに我慢していた言葉が、次から次に出てくる。
彼を傷つけるとわかっているのに、とめられなかった。
「イシイ」
怒りと興奮で怒鳴る俺に、先輩はゆっくりと言った。
「俺も、あの人に惚れてんねん。わかってくれ」
そう言うと、彼は俺にそっとキスをした。
あれだけ何度も、数え切れないくらいセックスしたのに、先輩とキスをしたのは、これが初めてだった。
俺は悔しいのと悲しいので、涙が止められず号泣してしまった。
恥ずかしい話、顔中グチャグチャだった。
人前でこんなに号泣したのは、10年ぶりくらいだと思う。
「あんな、俺、来月会社辞めるんや。独立して、自分で事務所作るねん」
ビックリして顔を上げると、先輩はもの凄く格好いい顔で笑っていた。
以前から独立するつもりで準備をしていたらしい。
俺も先輩と一緒に、その事務所で働きたいと言うと、
「お前みたいなぺーぺー使えんわ」
と殴られた。
「俺がつい採用したくなるくらい、ええ男になりや。そしたら使ってやってもええわ」
俺は、本当にこの人のことが大好きだと思った。
先輩は格好よくて、強くて、だけどガキのように笑う顔が凄く可愛かった。
「きったないなぁ、鼻水垂れとるで」
そう言って、俺の頭を撫でた。
それから一月後、先輩は本当に会社を辞めてしまった。
あれから、もう4年が経つ。
その間に俺は仕事に情熱を傾け、着々と実績を積み、今やあの時の先輩と同じ地位にいる。
毎日は本当に充実していて、部下もでき、自分でも満足している。
だが、俺は今日でこの会社を辞める。
そろそろ前に進む時期だと、そう気付いたからだ。
後悔はない。
俺には、この先に進む道が輝いていることがわかっている。
新しく入る会社は、若い社員ばかりだという。
不安がないといえば嘘になる。
だが、俺はその不安すら嬉しく思う。
目の前に立ちはだかる問題など、些細なことだ。
ジャケットを羽織ると、エントランスをくぐる。
冬の風が冷たくて気持ちよかった。
そして俺はまた明日から、先輩の部下として、殴られ続ける日々を送ることになる。
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